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糖化
今回は糖化について調べましたのでアップします。
「実年齢より老けて見られる」、「肌がくすんでいる」、「神にツヤがない」、「骨量が少ない」このようなことに心当たりがある方は糖化が進んでいる可能性があります。
糖化とはたんぱく質が糖と結合して変性することを言います。
体を構成している筋肉や内臓、血管、神経、皮膚など全身の細胞はたんぱく質でできているため、食事などからとった余分な糖質が体内でゆっくり結びつき糖化反応が起こります。
体内の糖化反応はさまざまなダメージが生じます。
肌のくすみや肌のハリがなくなったり、髪のたんぱく質が糖化すると髪のツヤがなくなったりします。骨で糖化が起これば骨の中のコラーゲンがもろくなり、骨粗しょう症を招きます。
たんぱく質の糖化反応により採取的にAGEs(糖化最終生成物)という物質ができます。AGEsは分解されず、体内に蓄積されやすく、なかなか排泄されにくい特性があります。この蓄積はさらなるダメージとして動脈硬化を促進したり、白内障、アルツハイマー病のリスクを高めたりします。
特に急激な血糖値の上昇はAGEsの生成を促すため、糖質をゆっくり吸収する食物繊維が豊富な野菜や海藻、キノコ類などを最初に食べて、次にたんぱく質を多く含む肉屋魚などを、そして最後にパンやご飯などのタンス化物を食べるのがおすすめです。
また、食後30分から1時間くらいで血糖値は最も高くなるため、この時にウォーキングなどの軽い運動をすると急激な血糖値の上昇が抑制され、AGEsができにくいと考えられています。
最近の研究では、和製ハーブとして注目されているクロモジやよもぎ、ドクダミ茶、マンゴスチンなどにAGEsの生成を抑制する作用があると明らかになっています。喫煙や過度な飲酒、睡眠不足などもAGEsを増やすので気を付けましょう。